予告で流れていた「Seasons of Love」が久々に胸にぐっとくる曲だったこの映画。
ここ何年かでミュージカルアレルギーは多少克服しつつあったものの、どうもいまいち食指が動かなくて。
でも、HDDに急かされてようやく鑑賞(苦笑)。
うーむ。いい意味でさっさと観ておけばよかった!
「レント」の舞台版はほとんどわからないまま鑑賞したんですが、これはこれでいい作品ですね。
観ているうちに、どこかで観たことがあるストーリーだな〜と思ったら、実は、「ラ・ボエーム」を元にした話だったとは。
舞台が15年前のNYということで、HIV=不治の病に翻弄される恋人達って設定は、現代とはまた違った印象。
ちょうど「エンジェルス・イン・アメリカ」を観たときのような…。
当人達には底の見えない絶望感が漂っているんだろうけど、イマイチ今の世の中となっては、そんなに深刻に感じられない…というか。
この感覚って、明治大正の純文学を読んだときのものに似てるのかも。
「ラ・ボエーム」もそうだったけど、肺結核で死ぬヒロインに、今は治る病気なのに死んでしまうのね…的な虚しさみたいな感覚。
あの時代に舞台で観ていれば、自分の中での印象はもっと重苦しくなったのかも?
でも、この映画の演出はさらっとしているので、そうでもないのかな?
とはいえ、貧しいアーティストたちを描いているとはいえ、あっさり麻薬に溺れるミミと意地っ張りロジャーの二人はあんまり共感できなかったな〜。
変に意地を張って自業自得というか。
その弱さがじれったくて、ラブストーリーとしてはいいのかもしれませんが。
対照的に、エンジェルとトム・コリンズ(カクテルを思い出してついフルネームで言いたくなるんですけどw)は信頼し合っている感じがよかったんですけどね。
あんまりクローズアップされることがなくて残念。
モーリーンを巡るジョアンヌとマークは…とりあえずいいやw
男と女なのに、二人とも同じように振り回されてるのが面白いといえば面白かったかな。
さて観ていて気になったキャストですが、え〜こんな人が出てたの?とびっくりしたのが、ミミとジョアンヌと、トム・コリンズ。
特にミミは、最初のうちは表情がコケティッシュでいいな…と思って観ていたんですが。
よくよく観たら「シン・シティ」のマシンガン姐さん:ロザリオ・ドーソンだと気がついた途端に、すごく健康的に思えてきてw
その分ちょっと損したかもw
気が多い恋人モーリーンに翻弄される女性ジョアンヌは、コールドケースの刑事さんだし。
髪型もそのまんまなのにはある意味驚き。
トム・コリンズはアリーmyラブのグレッグ。
あんまり変わっていないのでこれまた驚き。
アリーからもうかれこれ10年近く経つんじゃないのかな〜?
サントラもこれまたよさそう。